お祭り奇譚 灘のけんか祭り〔兵庫県姫路市〕

兵庫県姫路市

御旅山での屋台練り合わせ

【アクセス】姫路駅「南口」より神姫バス「白浜海岸行き」で「白浜幼稚園前」下車(乗車時間約22分)、徒歩約5分。

灘のけんか祭り

 播磨灘[はりまなだ]に面した兵庫県姫路市白浜町に鎮座する松原八幡神社では、「灘のけんか祭り」が毎年10月14日・15日に行われる。播磨を代表する祭りで、華やかさと勇壮さで知られ、県の重要無形民俗文化財に指定されている。

 この祭りの由緒には諸説あるが、神功[じんぐう]皇后(第14代仲哀[ちゅうあい]天皇の皇后)が、船底についた牡蠣を取るために船と船をぶつけた故事にならったというのもその一説。

 「ヨーイヤサー」のかけ声とともに、「旧灘七ヶ村」各地区を屋台が練り歩き、八幡神社に宮入りする。

 旧灘七ヶ村のうち一村は交代制で7年に一度、神を宿した神輿[みこし]を担ぐ「練り番」の重責を担う。祭りのクライマックスは3基の神輿をぶつけ合う「神輿合わせ」で、激しければ激しいほど神意に叶うという。

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