ほっこり、湯ったり 温泉探訪

和歌山県西牟婁郡白浜町

椿温泉の源泉

【アクセス】紀勢本線「白浜駅」からバスで約25分。紀勢本線「椿駅」から徒歩で約25分。

椿温泉

 和歌山県西牟婁郡[にしむろぐん]白浜町の南端にある椿温泉はその昔、足を傷めた白鷺が椿谷に湧いていた温泉に飛来し、傷を癒していたことに始まると伝承される。江戸後期に編纂された『紀伊続風土記』にも記される古湯は、紀州藩士や役人などが利用した湯治場で知られ、1902(明治35)年に初めて宿が設けられた。現在は旅館や民宿など7軒の宿泊施設があり、“奥白浜温泉”の名称でも親しまれている。

 温泉をより身近なものにしようと国道42号線沿いに一般浴場の「道の駅椿はなの湯」を2010(平成22)年にオープン。周辺には、足湯や家庭でも温泉気分を楽しめるよう50ℓ100円で温泉湯を提供する温泉自動販売機なども設置されている。

 泉質は単純硫黄温泉で、湯温はぬるめの31.4℃。特徴は高いph値のアルカリ性で、石鹸のようなスベスベ感が期待できる美肌の湯だ。

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