旅のみやげもの 児島半島の最南端に位置する鷲羽山からの瀬戸大橋の眺望。

岡山県倉敷市 ジーンズ

 日本のジーンズの聖地として知られる倉敷市の児島地区。瀬戸大橋のたもとに位置する港町は、世界に誇る「ジャパンデニム」の生産地として国内外から注目を集めている。

 児島は、もともと繊維の町として知られ、江戸時代には真田紐、明治・大正時代には足袋、昭和に入ると学生服の生産が盛んとなった。そんな町でジーンズが作られるようになったのは1960年代のこと。学生服に続く製品はないかと、当時流行していたアメリカの中古ジーンズに注目したのが始まりだ。足袋や学生服づくりで培ってきた技術をジーンズづくりに生かすことで、高品質なジーンズが誕生。今では当たり前となった、デニムに独特の風合いと色落ちをもたらす加工は、児島が世界で初めて行ったもの。世界的なブランドのジーンズも加工だけは児島で行っているそうで、技術力の高さが伺える。

 近年は、オーダージーンズも人気で、自分だけのオリジナルの一本を作ろうと全国から多くの観光客が訪れる。デニム生地のバッグやコインケース、小物もおみやげにぴったりだ。

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