撮影実績

撮影レポート

ドラマシリーズ激動の昭和 総理の密使〜核密約42年目の真実

出演者 三上博史(若泉敬)、加藤貴子(若泉ひなを)、眞島秀和(谷内正太郎)、津川雅彦(佐藤榮作)ほか
放送日 2011年2月21日(月)
撮影日 2010年12月7日(火)
撮影場所 鯖江駅ホーム、北陸本線(福井駅〜武生駅)臨時列車車内

内容

敗戦から20年以上、アメリカの統治下にあった沖縄。その返還のため、佐藤栄作総理から秘密の交渉を託された密使・若泉敬。「戦争で失った領土を、武力に頼らずに取り戻す」ため、若泉は大統領補佐官・キッシンジャーとの壮絶な交渉の末、「密約」と引き換えに沖縄は返還される。その「密約」の存在を、のちに若泉が自ら明らかにしたのはなぜか?苦悩の半生と、沖縄返還の舞台裏をドラマとドキュメンタリーで描く。

当社ではドラマ部分の若泉ひなを(加藤貴子)が、鯖江から東京まで通勤しているシーン、晩年の若泉敬(三上博史)が、駅で谷内正太郎(眞島秀和)を見送るラストシーンの撮影協力を行いました。

撮影場所・内容

Point1

福井駅〜武生駅臨時列車・武生駅ホーム

2010.12.07 撮影

通勤シーン

ひなをの通勤シーンを鯖江駅改札にて行いました。列車の到着しない時間を狙って、駅員役の役者さんが実際の改札に立ち、撮影しました。

ラストシーン

朝7時からホームでの準備を開始しました。まず初めに、大きく「鯖江」と書かれた撮影用の駅名板が取り付けられたのが印象的でした。この駅名板は、当日取り付ける際になって、隣の駅を示す「北鯖江」「武生」の駅名が実際のものとは逆に制作されていることに気づいたのですが、美術スタッフの方はその場でその駅名をあっという間に正しいものに作り変えていました。

ラストシーンは鯖江駅2番ホームで、臨時列車を3往復半走らせて撮影を行いました。ホームのベンチが撮影の妨げになるために、通常の停止位置から列車を1m程度移動させました。この移動は運転士だけでは行えない業務のため、列車の移動を誘導することができるSOSチームの協力の下、実現することができました。

また当日は、強風の為に列車の遅れが出はじめ、臨時列車の遅れも心配しましたが、金沢支社輸送課の調整により、列車の遅れも無く撮影を進めることができました。

ラストシーンの本番が始まるとホームの空気が一気に変わりました。若泉敬(三上博史)が谷内正太郎(眞島秀和)を送り出す姿は本当にその時代をカメラで切り取っている様でした。

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